ニセコパノラマライン(道道66号線)沿いにある温泉の湧き出す沼。かつては間歇泉として定期的に数メートルの噴湯があがったと言われますが、明治末期に硫黄が多量に汲み上げられたことでその現象はありません。それでも、沼底からは二酸化硫黄を含む約120℃の高温ガスが噴気。湯面には気泡が見え、まるで巨大な鍋がグツグツと煮えたぎっているような様子は壮観です。表面には湯ノ花(黄色球状硫黄といい、学術的にも貴重なものだという)も浮遊。熱すぎて残念ながら入ることはできませんが、源泉として、すぐそばに建つ「交流促進センター雪秩父」やニセコ湯本温泉の温泉施設などに供給されています。